NPO法人Eyes

愛媛・高知で人材育成や地域振興に関わる事業をコーディネートしています。

竹田 有希

大学: 愛媛大学 農学部生物資源学科

インターン先: 株式会社オリム

学年(参加時): 1回生~2回生

インターンの期間: 2006年3月~2007年8月

*~将来の自分とは?真剣に考えることができた七ヵ月間~*

七ヶ月間という長い間、一つの商品を皆で創り出し、世に送り出した時に感じた達成感。目標をもって取り組んだからこそ見えてきた「今の自分」、「なりたい自分」。

将来が見えてきたインターンシップ

*インターンをしようとした動機は何でしたか? *

大学に入ってから、何もしていない自分に気付いて。そんな自分を変えるきっかけになればと思い、インターンを決意しました。何か一つのことをやり遂げることで自分に自信が持てると思ったのもありますね。

また、長期を選んだのは、どうせやるなら長期、と決めていたんです。←初めから長期とは決めていないです・・・。

インターンシップフェアに参加して、長期インターンを知り、自分の成長のためには長期間の仕事をやり遂げることが必要であると感じたから。

特にやりたい仕事もなく、将来に不安を抱えていた時、長期インターンを終えた人に出会ったんです。その人は、インターン中に将来の夢を見つけたと聞き、自分もあんな風に将来を見据えたいと思いました。

短期だと一時的な経験はできますが、長期だとその中でもスランプや成長を実感することができるとEyesのスタッフさんに聞いたのも大きいですね。

*自分で発言するという事。*

*インターンで一番大変だったことはなんですか?またそれをどう乗り越えましたか?*

商品を一から作るということで、何度も試行錯誤を繰り返すのは大変でした。皆がアイディアを出し合う中で、自分の意見に自信がなく、なかなか言いたいことが言えないでいました。でもある時、それでは良い商品が作れないと気付いたんです。そこから、思いついた意見はすぐ言うようにしました。それが間違っていれば社長や社員さんに訂正してもらって。自分の発言で周りが少しずつ変わっていくことを感じたので、自分から発言することの大切さなどを学ぶことができました。この発言できる点については、自分がインターンで成長したことの一つだと思います。

実際終えてみて、辛かった事はありましたが、辞めたいと思うことはありませんでした。それはやはり、社長や社員さんが気軽に話し掛けてくれることが大きかったと思います。優しい言葉に何度も励まされました。会社に自分はすごく受け入れてもらっていると感じたので、頑張ることができたんだと思います。

*では、印象に残ったことは何でしたか?*

東京で、卸売業者を相手にしたギフトショーというものがあって、それに同行させてもらった事ですね。そこでは、卸売業者に自社商品の説明をしなければならないのですが、商品に誇りを持っていないと上手く説明はできないという事に気付きました。立派に説明している社員さんを見て、本当に自分達の商品に自信を持っているなと感じました。

同時に、ギフトショーで、原価計算や素材、デザイン、パッケージなどの自分が携わった商品が世にでていくまでの一連の流れを最初から最後まで見ることができたのが、良かったと思います。お客さんの反応を見ることができて、とても感動しました。

*自分の将来とは?*

*どういう目標を持っていましたか?*

インターンをはじめるきっかけの一つに、将来をしっかり見据えている先輩みたいになりたいというのがありました。私が憧れるのは、自分のすることに自信を持って、自分らしく行動できる人です。なので、目標は、自分に自信を持つことと、自分を知ることでした。また、社会について知ることが働く上での目標でした。そして、将来の自分を明確に描けるようになりたかったと思います。

*インターンで学んだこと、また、得たことは何ですか?*

何事にも一生懸命取り組むことです。以前に比べて、授業やサークルも真剣に取り組むようになりました。時間の使い方も上手くなりました。

*将来の夢は何ですか?*

それは、中学校の理科の先生です。中学というのは多感な時期ですが、その分、すごく吸収して成長できる時期なんですね。そんな時期に、生徒にはいろんな経験をさせてあげたいです。そして、自分が将来どうなりたいのか考えていけるような、夢や将来への関心をもった生徒と共に成長していきたいです。

*インターンをこれからしようと思っている人達にアドバイスをお願いします。*

常に、終了後の自分を思い描いて取り組んで欲しいです。「自分はどうなりたいのか」「どんな自分を目指しているのか」。目標を持って、それに向けて努力して欲しいと思います!

インターンを迷っている人がいたら、

『せっかくのチャンス、掴むかどうかは自分次第よ!』といいたいです!