NPO法人Eyes

愛媛・高知で人材育成や地域振興に関わる事業をコーディネートしています。

井上 彩さん

大学名: 松山大学 経営学経営学

インターン先: 重松建設株式会社

学年(参加時): 2回生

インターンの期間: 2007年10月~2月末

*“もっとやりたい、そしてあの人のもとで働きたい!”*

~挑戦したい、その思いで見えてきた今後やっていきたいこと~

愛媛ツアーがきっかけでインターンをはじめ、営業というものを経験させてもらった5ヶ月。その結果思い始めた今後やっていきたいこと。

*インターンをしようと思った動機は何でしたか?*

インターンをする前に、県外で働く愛媛出身の社会人と地元の大学生を集めて、愛媛の企業訪問をしながら各企業が持つ問題を話し合うという愛媛ツアーを企画しました。そのツアーでは様々な企業を訪問し、実際に新商品の企画をたてたり、道後はどうしたら活性化するのかを考えるワークを行い、仕事というものをリアルに体感したこともあり、もっと何かを経験したいと思いました。また、大学入学後から松山で一人暮らしをしているため、他の土地も見てみたいという思いもありました。

コミュニケーション能力を上げたいという思いもありましたが、何といっても一番の動機は社長で、かなり魅力的でした。

*社長のどんなところが魅力的だったのですか?*

社長は誰に対しても丁寧に接してくれます。自分より年下の学生や部下に対しても礼儀や感謝の気持ちを忘れない人なんですよ。当たり前のように思うかもしれませんが、最近できていない人が増えているので、この姿勢を見習いたいと思いました。

*どういう目標を持っていましたか?

また目標を達成するためにどういうことを心がけましたか?*

それまでの自分は主観的で、周りを冷静に見て正しい行動をとることが上手くできませんでした。なので、自分を客観的に見て、自ら動けるような積極的な人間になりたいという目標を課すことにしました。そしてこの目標を達成するために、頼まれたら『できません』とは絶対言わないようにし、チャレンジする気持ちを持ち続けることを心に決めたんです。

*“子供が苦手、どうしよう・・・。”*

*インターンで大変だったことはなんですか?またそれをどう乗り越えましたか?*

モデルハウスに訪問するお客様の中にはお子様連れのお客様も多くいるため、親御様が営業の方と話をしている間、一人になったお子様の世話を頼まれることが多くありました。しかし私自身、子供と接する機会が少なく苦手意識があったんです。元気すぎて振り回されたり、何気ないところで泣かせてしまったりと、いろいろ大変でした!しかし、世話をしていくうちに自分の視線が子供に合っていないことに気がつきました。なので目線を子供に合わせながら話すようにした結果、あるお子様が帰る時に『まだ遊びたい』と言ってくれました。本当に嬉しかったですね。

*インターンで学んだこと、得たことは何ですか?*

私は営業に対して一方的なイメージを持っていました。建設会社の仕事は営業が注文を取ってくる場合が多いので、自分の中では花形な仕事でした。ところが現実は事務的な内容やクレーム対応も多い仕事です。表向きの華やかさだけではないことを知り、イメージだけで仕事を捉えきれないと思いましたね。また、タスクを多く持っている時は期日が近いものからやっていかないと片付かないので、優先順位のつけ方や計画性などが身についたと思います。

*“この経験を活かして・・・。*

*今後の目標は何ですか?*

Eyesのインターン事業部で、現役インターン生に対する研修を確立することですね。そのためにも、インターン経験者同士の繋がりを深くしていきたいと思っています。これからのインターン生をみんなで見守り、支えていけるようなインターン事業部にしていきたいと思いっています。

*後輩へのアドバイスをお願いします。*

インターンシップは、しようと思った時にすることが大切です。強く思ったときにしないとモチベーションも下がってしまい、結局やらずに終わってしまいます。動機は何であっても、挑戦しようという意気込みが重要になってくるので、できない言い訳を作らず挑戦してみてほしいです。