NPO法人Eyes

愛媛・高知で人材育成や地域振興に関わる事業をコーディネートしています。

櫛部 円香さん

大学: 松山大学 経営学経営学

インターン先: 四季彩農園

学年(参加時): 3回生

インターンの期間: 2008年8月~10月

*~主体性が大事。私生活でも小さなことから変わっていきました~*

自分を変えたくてはじめたインターンシップ。一か月を終えた頃、受け入れ先の方に言われた一言で、今までの自分を一気に変えることができました。

*インターンをしようとした動機は何ですか?*

二回生の時に、トヨタで二週間インターンをしたのですが、そこで同期という存在ができてすごく楽しかったんです。それで三回生の夏休みを利用して、もう一度何かをして、新しいものを感じれたらと思って。

何か一つやり遂げたものが欲しかったというのもあります。そこで目に入ったのが三ヶ月の四季彩農園でのインターンでした。

*たくさんの経験*

*一日の流れや業務内容を教えてください*

朝九時に動物の餌やり→ブルーベリー狩りに来たお客様への接客→ヤギの乳搾り

四季彩農園では、食育というものに力を入れていて、ピザ作り体験っていうのをやっていたんですけど、そのお手伝いもしました。一

日中、農作物の世話をしたりもしました。

仕事に慣れてきた頃、他の農園の手伝いをさせてもらいに行ったことも楽しかったですね。野菜や果物についてもだいぶ知識がついていたので、農園の人たちといろんな話しができたんですよ。とにかく、色んな事をさせてもらいましたね。

*印象に残っていることはありますか?*

はい。これは、夏休み明けの事なんですけど、受け入れ先の方にいきなり「このままインターンを続けて意味はあるのか、今のままではいけない」って言われたんです。自分では十月まで続けるつもりだったので、なぜそう言われたのかわからなくて。でもよく話を聞いて考えてみたら、インターン本来の目的を見失っていたんです。

私は、言われた分だけしか仕事をしなくて、自ら仕事を見つけるということが出来ていませんでした。そこで、本来の目的は「自ら動くこと」だったと気付いたんです。それに気付いてからの残りの一ヶ月は、意識一つでこんなに人は変わるんだっていうくらい、今までの時間を取り戻そうと本当に頑張りました。

*随所で主になれ*

*インターンを終えて、一番自分は変わったと思う点は何ですか?*

四季彩農園の方に「随所で主になれ」って言われたんです。参加者ではなく、常にリーダーであれと。今まで、私は受身だったので、自分でできることはないか、どうすればよくなるかを自ら考えるようになりました。そうすることで、次第に自分から動いていくと足りないものが見えてきたんです。

私は、時間を上手く使えていない事に気付いて、時間を大切にするようになりました。今のアルバイト先でもそれは生かせています。時間が少しでも空いたら出来ることを探すようになったし、常に自分はリーダーのつもりでいます。インターンは、今まで受身だった私に、スイッチを押してくれるものでした。

*では、これからインターンをしようとしている人にアドバイスをお願いします。*

インターンって、「なんでもできる機会」だと思うんですよ。自分はこういう事がしたいからやらせてくれって言ったら、企業の人は全力で応えてくれるんですね。もし失敗してもフォローをしてくれるし。そんなチャンスはそうあるものではないので、自分から積極的に動いていって下さい!ただ、何かを仕掛けるときは、それをする「目的」というものをしっかり考えてくださいね。