NPO法人Eyes

愛媛・高知で人材育成や地域振興に関わる事業をコーディネートしています。

オススメの本

こんにちは!在末です。

今週から土曜は僕がお勧めの本を紹介するというコーナーになりました。

毎週紹介できるかはわかりませんが、できるだけ休まないようにします。

注意点を一つ。紹介文はあくまで僕の主観ですので、「ありのせいでつまらん本を読まされた!」

と文句を言われても、当方は責任を負いかねますw

では、記念すべき第一回目の本はこちら↓

人間の建設 (新潮文庫)人間の建設 (新潮文庫)

新潮社 2010-02-26
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おすすめ平均

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「人間の建設」(小林秀雄 岡潔 著)です。

日本を代表する批評家小林秀雄と、日本数学史上最大の数学者と呼ばれる岡潔の対談を書籍化したものです。

読んでみると分かりますが、二人ともものすごく頭が良いです。

これから生きていくうえでまず出会うことは無いであろう難しい知識に、各々の考え、ひらめきを交えて形成される議論、二人の会話のリズムと言葉の美しさ、どれをとっても一級品です。45年前の対談ですが、僕はこの時代で使われている言葉ぐらいが読んでいても聞いていても心地よく感じます。

内容は学問や芸術、教育などについて取り上げています。当時の問題を取り上げている箇所がありますが、驚くほどに現代と共通する部分が多く、自分の生き方を広い視野で問い直すために読むのもいいかもしれません。目の前の勉強や仕事に追われて疲れているあなた、狭い世界に閉じこもっているあなたに読んでもらいたい本です。アルバイトを1日休んでも読む価値がありますw

難しくてときどき置いてけぼりにされてしまうことがありますが、そこは2人の突き抜けた知性を感じながら読んでみてください。僕もまだ一度しか読んでおらず、まだ理解できていない箇所がたくさんありますが、常に手元に置いておきたい本です。